韓国での開幕戦を終え、アメリカに戻った渦中の大谷選手。
アメリカ本土からは、説明責任の声が高まる中、3月26日朝7時頃。
声明という形で、経緯の説明をされました。
時系列等も多少複雑のため、整理をしてみましたので、是非ご覧ください。
Contents
【5分でわかる】大谷翔平声明(会見)を簡潔まとめ!
声明を時系列にまとめるとこちら。
今回の声明にて、
- 大谷翔平選手は違法賭博・違法賭博への送金へは一切かかわっていない
- 水原氏が大谷翔平選手の口座からお金を盗んで送金した
- 水原氏は大谷選手・周りの方へも嘘をついていた
ということを強くおっしゃっていました。
違法賭博発覚の経緯
そもそもの話ですが、どのようにして違法賭博が発覚したのかというところを振り返ってみましょう。
水原一平氏は、2021年にサンディエゴで行われたポーカーゲームで初めて違法賭博の元締め マシュー・ボウヤー氏に出会い、すぐにいくつかのスポーツ賭け事を始めます。
そこから…
【2022年末】借金が100万ドル(約1億5100万円)
【2023年10月】借金が400万ドル(約6億円)に達し大谷の口座から送金
【2023年10月】カリフォルニア州で大規模な違法賭博に関する捜査
【2024年1月】FBI(連邦捜査局)が大谷の送金記録を発見
【2024年3月】情報がリークされ発覚
となっています。
大谷翔平選手のにとって…
そう
つまり、主張としては、送金を知らなかったという部分になるでしょうが、今後これを立証していかなければいけませんね。
【疑問点①】送金方法
おそらく今後、一番の争点になるであろう送金方法でしょう。
当初、マネーロンダリング対策の観点から、巨額の資金を振り込む場合には、携帯電話の追加認証や銀行から本人確認のための手段が取られるのが一般的となっているため、大谷翔平選手が知らずにお金を振り込むことが難しいとされてきました。
しかし、
米国の銀行には「Check Writing Privileges(日本でいう指定代理人制度)」というのがあります。
送金は本人(大谷翔平)名義で、上限50万ドルまでは自由に送金可能で、銀行からの問い合わせには代理人が応えることができます。
大谷選手のいくつかある口座のうち、その内のひとつを生活費等の支払い用に水原氏に任せていたとしたら、9回の振り込みの記録が50万ドルずつの「ローン」であるのも納得です。
つまり業務上横領となります。
ただ、額が大きいので本当に本人に確認が入らなかったのか?など様々な疑問点は残ります。
【疑問点➁】当初ESPNの取材に答えた大谷選手の代理人とは?
3月19日時点で、ESPNの取材に対し、大谷翔平選手側の代理人は
代理人事務所の危機管理担当がESPNの記者に『大谷が水原の借金を肩代わりした』と伝えた。
とされています。
もちろん、インタビューに答えた水原氏は、隠しとうそうしてそのように答えたのでしょうが代理人まで、当初は同意の上での送金だと答えていたことも疑問点の1つです。
水原氏の話を鵜吞みにしていたのか、大谷選手本人には確認が入らなかったのか、そういった点も気になります。
【疑問点➂】本当にギャンブル依存症に気付いていなかった?
大谷翔平選手と水原氏は2013年日本ハムファイターズ時代からの知り合いです。
アメリカに渡ってからも公私ともに大谷選手を支え、その関係は選手と通訳以上の関係性だったと言われています。
水原氏は、あれほど大谷選手に帯同し、生活を共にしていたのに、どこにそんなギャンブルをする時間があったのか、大谷選手はこれほど一緒にいて、本当に異変に気付いていなかったのか…
その点も気になる所です。
【まとめ】送金方法の謎だけが残った…
テレビの報道でも言われていましたが、捜査の大事なポイント、犯罪行為の方法になるため、具体的にどのようにしてお金を振り込んだのかという点に関しては全く触れられませんでした。
ただ、どのパソコン(IPアドレス)から、いつのタイミングで、などしっかり調査をすればわかってくることでしょう。
情報の続報を待ちたいところです。